アリエク経済学26(認知向上のその先へ)
2026年3月16日にアリエクスプレス16周年のアニバーサリーセールが開催された。筆者は今までにないほどの買い物を堪能し、もうアリエクで買うものは無いな!と思えるぐらいの量だった。それぐらいの買い物をした背景はある。
去年の独身の日以降、世界中のインフレ化が進み、世界的な物価高騰や中国との関係悪化による中国からの日本渡航の注意喚起、中国直行便の減便による輸送コスト増加、アメリカとイスラエルのイランへの紛争によるホルムズ海峡閉鎖による原油高、様々な複合要因が発生し、アリエクの価格の優位性が損なわれ、逆に優位性のある商品が少なくなっていることは商品ザッピングするとおのずと感じる。
そうなると、16周年のアニバーサリーセールが大量買いの最終時期であり、余分な物や、ストックしておくべきものを買うのは必然である。
今回のセールの目玉としては、中国発送のガジェット以上に、日本発送のストアがここぞとばかりに日本のコンシューマゲーム機の激安セールが行われ、クーポン利用によって市場価格を下回る価格設定で購買欲を高め、アリエクで初めての購入体験、アリエクが安心・安全で、間違いの無い商品を販売する越境ECであることを日本のコンシューマゲーム機というフェイク出来ない商品かつ日本発送で1~2日で購入者の手元に届くという、良いブランディングだったのではと考える。
ECサイトはUU(ユニークユーザー)がCVR(Conversion Rate)を如何に上げるかが重要で、アニバーサリーセールでゲーム機がPurchase Intent(購買意向)上昇させる一因を作ったといっても過言ではない。 もちろん、インフルエンサーによるSNSの周知、商品に紐づくクーポン訴求、アリエクのクーポン大量発行やUU獲得のためのリターゲティング、リスティングなど、ECマーケティングのできる費用対効果の高い戦略が線と線で結ばれ面となった結果だと考える。 2026年4月10日現在、日本発送ストアからのコンシューマゲーム機は認知向上の役割を終えたためクーポン適用はなく、今あえて安売りしてまでアリエクがマーケティングコストを支出する必要はなく、中国発送の商品にしかクーポンは適用されない。当然のことである。
それらを踏まえ、一定の認知向上が図られた今、見えてくる次なる戦略としては、日本のECサイトの雄、amazon、楽天への追従である。
それぞれのECサイトにあって、アリエクにないものは何か?
筆者はアリエク内で使えるポイント、アリエクのコインの更なる進化だと考える。現時点のコインは、通常購入やレビュー、ゲーム修行による付与、アプリの利用頻度を上げるため、アプリ内でのコイン割画面でカートに入れた物、履歴一覧から更なるコイン消費での割引があるが、意外とそれらを使っている消費者も少ない。筆者もカート保存してアプリからコイン割を使わずにいることも多々あったりする。
そうなると気が付かずにコインがかなり溜まっていたりするので、アリエクとしてはそれらをどう使わせるか、かつそれらを呼び水に他の商品を買ってもらうか、町中のスーパーでいえば、入口に格安の卵パックを買ってもらい、スーパーの購入導線に入ってもらい、他の商品を買ってもらうか的な戦略を取るだろうと予測する。
これらについては過去のアリエク経済学で触れているので時間がある人は読んで欲しい。
それらを考えると、アリエクは日本の消費者に更なる仕掛けを展開し、数年後にはアリエクというワードが一般大衆化するだろうと。アリエクの工場直販越境ECサイトは、現在以上にワクワクする消費者心理に適したものになると期待したい。
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